現代中国考

対アフリカ外交を仕切る人物

そもそも中国の対アフリカ資源外交は、大国中国のエネルギー及び資源の確保が主目的ではなく、新たな利権の開拓が主旨でしたから、買う方の中国からすればある意味「採算度外視」です。

勿論、アフリカ外交を当初主導してきたのは、江沢民氏ですが、国家主席(当時)が直々にアフリカ諸国を逐一説得して回る訳にも行きませんから、子飼いの担当者がいるはずです。

多分、この人物ではないかと思われます。

本命:周永康
対抗:賀国強

おそらく前者です。経歴から言ってもはまり役ですし。当然の如く、江沢民派で、そして二人とも泣く子も黙る政治局常務委員です。

この類の輩が引退せずに頑張っているので、例えば今回のジンバブエの騒動についても、中国は及び腰なのですね。

要は相手国を考えてのものではなく、中国内部の権力バランスで声明文の内容が決まります。


ただ、この分野でも胡錦濤派が勢力を拡大しているのは、スーダンからの原油輸入量を減らしたり(利権は数量に比例しますから)、スーダン国内ダルフール地区へのPKO部隊を増派したり(日本も自衛隊を派遣します。日中、凄く息が合っています)、日本とアフリカ諸国との「サミット」を黙認したりしている点からも明らかです。


要は、例えばスーダンから原油を輸入するのに、本来の価格に相手側の取り分と、自国の親分(江沢民)の取り分と、自分(の取り分(周永康)を乗せて購入することを、おかしいと思う感覚があるかないか、ここに中国の抱える根本的な問題があります。


以上を踏まえれば、胡錦濤主席のアフリカ外交は、今までの大風呂敷を身の丈にあったものに縮めることにあります。

(続く)
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by 4kokintou | 2008-07-05 21:53
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