現代中国考

王家瑞

戴季陶(戴天仇)著「日本論」(社会思想者 現代教養文庫)読了。

人物については下記、

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%88%B4%E5%AD%A3%E9%99%B6

をご参照願いますが、孫文の通訳兼側近的人物です。

その読後感は、まだ頭の中で纏まっていないのですが、「これほどの逸材を擁しながら、何ゆえ近代中国は、苦しみにのた打ち回らねばならなかったのか」と言う疑問が、脳裡にこびりついて離れません。

今でも入手可能か存じ上げませんが、手に取る機会がございましたらご一読をお奨めします。(中国一辺倒の竹内好の解説は読まなくていいですけれど)


中国現執行部の対日窓口はいくつかあると思われますが、福田政権に関しては胡錦濤国家主席自らが明言しています様に王岐山副首相ですが、要人(=与野党の政治家)の窓口は中国共産党対外連絡部長の王家瑞氏です。

対外連絡部なる部署が、どの程度重要なのかは不明ですが、「振り分け係」だと思います。

まず、自分が会ってみて、「馬鹿だし、将来性もない」と思ったら、自分より上位の人物には会わせない。「イオングループのボンボンだし、世間知らずだけれどどう転ぶか分からないから」と判断すれば、上に会わせる。

そんな役回りで、今日はヤマタクこと山崎拓氏と面談していまし、岡田克也氏が李克強副総理と会談する前にもこの人物が対応しています。


話それますが、中国まで行って馬鹿を晒さないで下さい、日本の恥ですから、岡田克也殿。

王家瑞部長に総選挙の時期を訊かれて、屈託もなく「来年1月」と答えています。

http://www.nikkei.co.jp/news/past/honbun.cfm?i=AT3S1601D%2016072008&g=P3&d=20080717

私見と周囲の思惑と党としての戦略が、本人の頭の中で整理がついていないまま、根拠のない自信を持って答えたのだと思いますが、この一言で、民主党の(少なくとも一部の)目論見が筒抜けになったとみて良いです。

どういう経緯でこういう発言が飛び出したのか、裏付けなんてすぐ取れます。


模範解答
「全人代の頃とかち合うのではないでしょうか」

布陣を一新したら、交渉相手が代わっていたら、一番困るでしょう。


なお、今年1月に平壌に派遣された(正月の祝賀会)人物は、この王氏です。

明らかに格下の人物を北の将軍様にぶつけたのです、胡主席は。


やります、客家。

お便りによると、中国人留学生は概ね、客家に対して肯定的、前向きな意見を持っているとのことですが、もの凄く貴重な情報です。

事実の部分も勿論あると思いますが、中国近現代史、殊に1949年以降については、客家の存在を抜きにしては語れません。

換言すれば、「客家は馬鹿」と言った瞬間、共産党中国を否定し、敵に回すことになりませんか。

つくづく感心するのですが、中国人は腹の底で思っていることと、口にする言葉を、正反対にする技巧に長けていると思います。

あの「百家争鳴」の中国人が異口同音になる場合、裏読みするのが正解だと思うのですが如何でしょうか。

(了)
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by 4kokintou | 2008-07-18 18:01
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